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KROMASIL
ケムコパック / Kromasil ( Eka Chemicals )
Kromasil® クロマシル
Kromasil は分析から生産スケールまで幅広いアプリケーションへ対応できるように開発されたHPLC用シリカゲル充填剤です。製造元であるスウェーデンEKA-CHEMICALS社は、AKZO NOBELグループに属し、約60年に及ぶシリカゲル製造の経験と実績を持ち、KROMASILは大型HPLC精製用充填剤として開発され、医薬品精製プロセスに多数の実績を持っています。
独自の製造法により、担体表面のシラノール基配列や粒子径分布を均一にすることで、優れた物理的および化学的特性を保有しています。充填剤製造ロット間の品質のばらつきを抑えて精製の再現性を高めると同時に、優れた物理的安定性と高いクロマトグラフィー性能も実現しています。(株)ケムコプラスは充填技術を評価され、Kromasilをケムコパックカラムとして販売しています。
特徴
・ゾルーゲル法による高純度、高強度シリカゲル
・物理的強度(耐圧性)が高い:
再充填を繰り返しても充填剤の破壊による微粒子が生成しにくい
・表面積が大きく負荷量が高い
・均一性の高い細孔構造、狭い粒度分布
・クロマト上の有効溶媒接触表面が広く、洗浄性が高い
※アルカリ溶液による洗浄も可能。
(使用pH 範囲:pH 1.5 ~ 11.4)
・分析レベルから分取スケールへの展開が容易
上記の特長より、KROMASILは大口径カラムでの再現性の高い高密度充填が可能であり、分析から分取まで同一の理論段数が実現できます。
また洗浄性が高いため、溶媒の置換にも有利であり、生産用クロマト充填剤として優れています。
KROMASILの洗浄再生例
KROMASILは移動相のpH許容範囲が1.5~11.4と広く、洗浄性の高い構造を持つため、カラム性能が使用中に劣化した場合、洗浄操作により再生することができます。
0.1M NaOH:有機溶媒=3:7程度、10カラム容量をカラムに通液後、水で洗浄し元の移動相に戻すと充填剤上に吸着されたタンパク質類は除去され、カラムの性能が復帰します。これはKROMASILの細孔が全て「貫通孔」であるため、液の置換がスムーズであること、高密度化学表面処理により高い安定性を持つことが要因となっています。C18,C8,C4, NH2全ての化学修飾相が高い化学的安定性と洗浄性を保有しています。
KROMASIL 60-10SIL | 2023年4月からの価格表はこちら ≫ |
KROMASIL 60-10CN | |
KROMASIL 100-5NH2 | |
KROMASIL 100-5C8 | |
KROMASIL 100-10C8 | |
KROMASIL 100-5C18 | |
KROMASIL 100-10C18 | |
KROMASIL 300-5C4 | |
KROMASIL 300-5C18 | |
KROMASIL 100-3.5C4 | |
KROMASIL 100-3.5C8 |